【魔法科高校の劣等生】七草真由美が司波達也の婚約者になる可能性は?声優や卒業後の進路についても解説

「魔法科高校の劣等生」と言う長い物語の序盤から登場し、魔法科高校内の身分差の問題、日本の魔法師界を支配する十師族の存在など、主人公:司波達也が不本意ながらも乗り越えざるを得ない諸問題の解決に大事な役割をするのが第一高校生徒会長である「七草真由美」です。

真由美が登場するのは「入学編(アニメ1話)」の開始直後であり、その登場の時期から物語を知る上で重要な人物だとうかがえます。

入学式の朝。校内を手持ち無沙汰でぶらぶらしている達也に話しかけたのが真由美でした。

「司波達也くん。……そう、あなたが……」

まだ入学式も終えてない一年生でしかも二科生である達也のことをなぜか知っている素振りで真由美への謎が深まります。

この美少女「七草真由美」の声を演じる花澤香菜さんについて、真由美の婚約者について、そして真由美の卒業後について取り上げてみたいと思います。

七草真由美が司波達也の婚約者になる可能性は?過去の出会いや好意についても解説


真由美は達也がたぶん好き。……でもそれが恋なのかわからない。

肩肘張らずに相手にできる、ちょっと気になる年下の男の子。

これが真由美が達也と出会って最初に持った印象だと思います。真由美は元々気さくなので年下だろうが二科生だろうがお構いなく他人と接することができる少女です。

そして達也は礼儀はわきまえますが権威などに対して恐れおののくタイプではありません。なので一科生で三年生で生徒会長である真由美にへりくだるような態度は一切とりませんでした。

それが真由美にとって好ましい男の子として写ったと思われます。

なぜか真由美が達也のことを入学式前から知っていた理由ですが、ズバリ入試試験の結果に間違いないと思います。

すでにご存じのとおり達也は実技試験がギリギリだったことで二科生として合格しています。ですが学科に関しては国英数社理のおそらくほぼ、いやすべてが満点だったのではないかと推測できます。

そんなあり得ない成績だからこそ、真由美の目にとまったのでしょう。

そして入試総合首位で一年生総代になった司波深雪と兄妹だろうとのことも個人情報を閲覧できる立場である生徒会会長なので突き止めていたと考えられます。

なので達也には個人的に会ってみたいと思っていたのでしょう。それが入学式前の校内で話しかけた相手が司波達也だったことで謎めいた「司波達也くん。……そう、あなたが……」につながったと考えられます。

そしてです。七草真由美が司波達也と婚約する可能性は現実的に言ってかなりムズカシイと思います。

情報としてですが真由美にはもともと十師族、五輪家の嫡男である洋史が婚約者候補でしたが互いに惹かれあうことがなく自然解消となっています。

ここでわかることですが、十師族とは貴族のような名家たちであり、真由美の婚約話になぜ洋史の名前が浮かんだかと言うと七草家と五輪家はともに十師族で身分が釣り合うからです。

また両家とも政治的に対立していないと言う立ち位置も重要でした。十師族とは力を持つ一族の集まりだけあって一枚岩ではありません。常に自家を守るため互いを牽制している間柄なのです。

またそれ以外にも重要な要素があります。それは魔法師としての血統です。

魔法は先天的なものであり、使える人間はとても数が少ないことから魔法師は魔法師と結婚し、魔法力を持つ子を産むことが求められる重大な役割があります。

十師族は日本の魔法師界の頂点に立つ家々ですから、ひとりでも多くの優秀な魔法師を輩出し続けなければ没落してしまいます。そのため真由美だけでなく十師族の若い未婚の魔法師は幼少の頃から優秀な魔法師との婚約をすると言うことを意識して育てられています。

互いに釣り合う家柄、そして魔法師として優秀な魔法師の子孫を残す。そのことが前提となっているので十師族の未婚者たちは自由に恋愛し相手を見つけると言う一般人のような生き方とは縁遠い立場なのです。

そのため達也に惚れてしまい恋を成就させるべく奔走する光井ほのかのような自由な恋心を持つことができないのです。

真由美は魔法科高校の一科生、二科生との身分差に当初から否定的であったとおり、進歩的な考え方を持つ少女ですが、それでも自分個人の感情を七草家や十師族より優先するということには踏み切れない立ち位置です。

それらを踏まえると真由美が一般人の達也と婚約するのはあり得ない話でした。

ただしこれらの関係は九校戦で覆りました。それはモノリス・コードで達也が十師族次期当主のひとりである実力者の一条将輝を破ってしまったことです。

この事態を十師族は重く見て、十文字家次期当主である十文字克人の口から達也は「お前は十師族になるべきだ」と告げられます。

そして同時に「例えば七草はどうだ?」と十師族側の結婚相手として真由美を推薦されます。もちろんこのことは真由美は知らず、同意もしていません。

当事者である真由美不在の中でこういう話が勝手に進められるのも十師族ならではの話ですね。

この克人と達也の会話を真由美が聞いていたら真っ赤になって身もだえするに違いないですね。他人を弄るのは好きですが、弄られるのに弱い真由美なのでその姿はぜひ見てみたかったです。

その後の真由美ですが恋人もいないまま魔法大学に進学します。そして同じく十文字克人と十師族同士でのつき合いはありますが恋愛関係にはなりません。あくまで友人のままです。

大学内でも真由美は目立つ美少女ですが、十師族直系と言う大きな壁があることでどの男子学生も声をかけることができません。

そんな折に突然、有力な十師族のひとつである四葉家から、四葉家の次期当主が司波深雪であることと、その婚約者が司波達也だとの発表がありました。

達也とは家柄が同じ十師族であることで、婚約のためのハードルが下がりその部分だけは現実味が出てきましたが四葉家の決定や、常日頃から容姿では勝てる要素がないと思っている深雪から達也を奪えるとは思っていません。

そして真由美の父である七草弘一が本人の承諾もないまま七草家の繁栄と達也の力を狙って真由美と婚約させようと画策し始めましたが、四葉家からも達也個人からも色よい返事はありません。

また真由美の親友である渡辺摩利が恋に奥手な真由美の応援をしようとして、達也を呼び出し真由美と交際して欲しいと伝えますが、達也はそれをキツく断るエピソードがあります。

この後も会う機会はありましたが、仲が深まる関係にはならずです。

否が応でも十師族直系の娘として生まれ育った真由美は、家の繁栄と優秀な魔法師の子を産まなくてはならないと言う呪縛が無意識の領域まで染みこんでいることから、例え相手が達也じゃなかったとしても自由な恋愛とは縁遠いですし、それを理不尽だと意識できない性分をすでに持ってしまっているのだと思います。

真由美の容姿の美しさとその魔法の華麗さから「妖精姫」の異名がありますが、好きな相手と恋をすることができない境遇の「悲劇姫」とでも言うべき美少女なのかもしれません。

七草真由美の声優 花澤香菜さんの魅力や出演作品を紹介!小野賢章さんとの結婚の馴れ初めは?


年上のくせに可愛くて、からかい好きのちょっと小悪魔な七草真由美。その声を担当しているのが声優の「花澤香菜(はなざわ かな)」さんです。

花澤香菜さんは本当に数多くの作品に出演されているので、全部を紹介できません。

主な出演作品として、

  • 化物語などの〈物語〉シリーズ 「千石 撫子」
  • 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 「黒猫」
  • 宇宙よりも遠い場所 「小淵沢 報瀬」
  • 五等分の花嫁 「中野 一花」
  • 鬼滅の刃 「甘露寺 蜜璃」

など多数あります。

このキャラたちはどれも脇役キャラなのに、メインヒロインを喰ってしまうほど個性的で魅力たっぷりの役ばかりです。

なので花澤香菜さんが担当されたキャラの方がメインヒロインよりも好きと言う方も多いはずです。

そして、これらの役に共通しているのがとにかく澄み切った声、ひたすら真っ直ぐに可愛い声です。

まるで始めから花澤香菜さんのために用意されていたキャラと思えるくらいはまり役ばかりです。

そんな花澤香菜さんですが、男性ファンにはざんねんなことですが、すでにご結婚されています。

お相手は同業者でもある声優の「小野賢章(おの けんしょう)」さんです。

 

参考までに小野さんの主な出演作品として、

  • ReLIFE 海崎 新太(かいざき あらた)主役
  • ジョジョの奇妙な冒険 Parte5「黄金の風」 ジョルノ・ジョバァーナ 主役

など多数あります。アニメではありませんが映画ハリー・ポッターの吹き替えを10年担当されています。

 

そして、このご夫婦ですが過去に「マギ The kingdom of magic」「純潔のマリア」で共演されています。

やはり共演すれば同じ仕事場なので互いを良く知り合う機会が多かったと思います。

お二人の馴れ初めですが、小野さんが花澤さんをクリスマスの日に食事に誘ったことのようです。

なので小野さんの方からアタックしたことになりますね。

七草真由美の卒業後のポジションはどうなる?ストーリーへの影響は?


真由美は魔法科高校を卒業後に国立魔法大学へ進学します。成績超優秀な真由美ですが生徒会役員だった者(成績優秀者だけがなれる生徒会役員で役員だったと言う強い肩書きまで持つ者)は推薦入学制度を辞退するという暗黙の了解を守り一般試験で合格を勝ち取っています。

あれだけさまざまに活動していたのにも関わらず現役で合格できるのですから文武両道だったと言うことですね。

主立った同学年の者たちは十文字克人、市原鈴音は同じ魔法大学、そして親友の渡辺摩利は防衛大学校へと進みました。摩利とは別の学校となりましたが互いに連絡を取る親友の関係は変わりません。

大学内では偶然ですが克人と出会うシーンが多いようです。あまりの有名人である克人は周りの学生たちに一目置かれすぎて環境になじめない様子ですが、真由美はそんな克人を思いやり向かいの席に座ったりなど友人としてほどよく接していますが、そんなふたりを見た学生たちに「十文字家当主と七草家令嬢の恋」と勘違いされています。

真由美と克人は互いの実力、人柄をよく知る仲間、友人、同志として認識しているだけですので、このふたりに恋は芽生えません。

大学卒業後には七草家系列の企業に就職しますが、のちにメイジアン・カンパニーに転職することになります。

メイジアン・カンパニーとはこの作品の続編となる「続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー」に登場する司波達也と司波深雪が立ち上げた「魔法資質保有者の人権自衛を目的」としての団体です。

若く美しいだけでなく「マルチスコープ」と呼ばれる遠隔超精密射撃魔法の使い手であり、魔法科高校生徒会長時代に培った凄腕のディベート能力を持つ万能型魔法師である真由美は続編でも大活躍してくれると思います。

まとめ

<七草真由美と司波達也の出会いや婚約の可能性まとめ>

「司波達也くん。……そう、あなたが……」

これは七草真由美が司波達也と出会って初めてのセリフです。

ただこれだけで真由美が達也の学科試験の成績を知ることが出来る普通じゃない実力者で、なおかつこれから劣等生である達也の理解者になってくれそうな予感すらも感じさせるなんとも思わせぶりで印象的なセリフです。

この後は事あるごとに達也をさまざまな活躍の場に巻き込む真由美ですが、達也に対しては肩肘張らずに接することができる弟のような存在としての関係を築いていきます。

ですが真由美は十師族直系の令嬢なので自由恋愛で婚約相手を見つけると言う一般人とは違い、相手が十師族またはそれに準ずる家の者で、なおかつ優秀な魔法師であることが婚約者として必須条件となります。

そういう十師族の家系で生まれ育った真由美には家格と魔法力の両方を兼ね備えていない男性を恋することはあり得ないため、絶対に恋心が芽生えぬような無意識が働いてしまい達也との仲を今以上に深める気持ちになれないと思われます。

それからのち十師族のひとつである四葉家から達也と美雪が婚約したと公表されます。

達也への感情が恋なのかどうかがわからずにいた真由美ですが、達也が十師族、四葉家の人間となったことで家格的に自分との婚約は問題ありませんが、十師族、七草家の令嬢として達也を深雪から略奪するような情熱的な行動はできませんし、そもそも自分は女性としての魅力で深雪に劣ると思っていることもあり、特に行動は起こしませんでした。

富豪の家に生まれ何不自由なく育った真由美ですが、自由に恋ができる環境ではなかったこともあり婚約以前に達也に対する気持ちが恋なのかどうかさえ判断がつかない悲劇の美少女なのです。

 

<七草真由美の声優 花澤香菜さんのまとめ>

澄み切った声、ひたすら真っ直ぐに可愛い声。

七草真由美を演じる声優である花澤香菜さんですが、実力も人気もあることで出演作品は本当にたくさんあります。

その中でいくつか厳選すると、

  • 化物語などの〈物語〉シリーズ 「千石 撫子」
  • 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 「黒猫」
  • 宇宙よりも遠い場所 「小淵沢 報瀬」
  • 五等分の花嫁 「中野 一花」
  • 鬼滅の刃 「甘露寺 蜜璃」

と、言うように超有名で超人気なキャラばかりなので驚かせられます。

そんな花澤香菜さんですが、すでにご結婚されています。

お相手は同じ声優の小野賢章さんです。

おふたりの馴れ初めは、アニメ作品で共演したことから始まり、その後クリスマスの日に小野さんが食事に誘ったことのようです。

小野さん、花澤さんにアタックするとはさすがです。

 

<七草真由美の卒業後の進路まとめ>

続編で、大活躍の予感。

魔法科高校を卒業した真由美は順当に国立魔法大学に進学します。そこでは十文字克人と市原鈴音がいっしょに進学し、親友の渡辺摩利は防衛大学校へと進みましたが真由美との交流は続いています。

その後、真由美は大学を卒業し七草家の関連企業に就職するも、のちに司波達也、深雪たちが立ち上げた、メイジアン・カンパニーに転職します。

これは続編の「続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー」での話となります。

真由美は「マルチスコープ」と呼ばれる遠隔超精密射撃魔法の使い手であり、ディベート能力も相当なものですから、続編でたくさん活躍してくれると思います。

拙文を最後までお読みくださり、誠にありがとうございました。