魔法科高校の劣等生に登場する壬生紗耶香の声優やキャラクターの魅力、能力について調べてみました。
「魔法科高校の劣等生」の長編物語の序盤に登場し、この物語のタイトル、テーマに対し重要な役割をするのが「剣道小町」の二つ名を持つ壬生紗耶香と言う健康的でかわいい美少女です。
その紗耶香は差別されている二科生のシンボルとして登場します。
物語序盤では主人公の司波達也は魔法実技の成績が思わしくなかったため、一科生たちの補欠扱いである二科生として入学し、優等生である妹の司波深雪との扱いの差、一科生たちが取る自分を見下した言動を体験するのですが、同じく二科生であり学校、一科生たちから必要とされていないとされる自分たちの現状に不満を持つ劣等生のひとりとして登場するのです。
その物語が展開される中で非常に重要な役割をはたす美少女らしいかわいい紗耶香の声を演じるのが「戸松 遥(とまつ はるか)」さんです。そんな戸松さんの情報や、紗耶香の魅力、達也に言葉責めにされたと言われる「カフェ悶え事件」の真実などをご紹介していきます。
壬生紗耶香の声優 戸松遥さんの魅力や代表作品を紹介!結婚相手や子供についても
声優の戸松遥ちゃんってもう人気ないんか? https://t.co/J5yt8YB96g pic.twitter.com/iFKRkdBhEv
— 艦これ新聞 (@kancolledaily) July 1, 2021
紗耶香役の戸松遥(とまつ はるか)さんですが、声優としてキャリアは14年もあり、そして実力があることから出演本数は本当に多く、ここには記載しきれません。そのためほんの一部だけ抜粋してご紹介いたします。
- ソードアート・オンライン(SAO):アスナ/結城 明日奈(ゆうき あすな):メインヒロイン。閃光の異名を持つ血盟騎士団副団長
- かんなぎ ナギ:現世に顕現した神様
- GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり:ピニャ・コ・ラーダ:帝国の第三皇女
- 勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。:戸松遥。本人役
- 魔王様、リトライ!:キラー・クイーン:三聖女の次女
どれも存在感がとてもある重要な役ばかりです。
そのなかでも特筆するのが「勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。」での戸松遥役です。
これは音楽ユニットである「ソフィア」の声優さんたちが一同でアニメキャラとして出演したものなのですが、キャラも本人、CVも本人と言う二次元と三次元が鉢合わせたかのような不思議な感覚です。
そして戸松遥さんの実力、知名度を高め不動の地位まで押し上げた役が「ソード・アート・オンライン」のアスナ役だろうと思います。
剣も気も強くしっかり者の常識人ですが、押しに弱いなどの気弱さも併せ持つ美少女です。とくになにかを決意したときの緊張感を伴った声に惹きつけられる魅力があります。これはアスナだけでなく、この「魔法科高校の劣等生」の紗耶香でも同じです。
「横浜騒乱編(アニメ21話)」でスパイ行為をしていた平河千秋を追いかけたシーンで「放っておけるわけないでしょ!あいつらはあなたをただ利用して使い捨てるだけよ!」と、まだ癒えていない自分の心の痛みと平河千秋の今を重ねて、千秋に告げるこの台詞などは聞き惚れるほどの心情が伝わってくるもので戸松遥さんならではの演技だと思います。
その戸松遥さんですが、2019年1月に一般男性と結婚をされ、翌年2021年2月に第1子となる女の子が誕生したそうです。
公私ともに充実した戸松遥さんの更なる活躍を期待したいですね。
壬生紗耶香のかわいい魅力はどこにある?能力や魔法についても解説
ポニテ、ノースリーブ、CV.戸松遥
壬生 紗耶香 素敵 #mahouka pic.twitter.com/Yv5pcn8IQF— laki0814 (@laki0814) February 8, 2020
「壬生紗耶香は、さわやかな汗が似合う健康美少女。しかし心の中に暗い鬱屈を持つ少女」
「劣等生」と言う単語がこの物語のタイトルに入っているように、この「魔法科高校の劣等生」は二科生として入学した主人公の司波達也が、学校の制度や一科生からの蔑みを排除し成り上がって行く物語です。
そして壬生紗耶香は差別されている側の劣等生(二科生)のシンボルとして存在する重要人物です。
紗耶香はもうひとりの「魔法科高校の劣等生」だったのです。
剣道の実力とその容姿から「剣道小町」ともてはやされた過去を持つのが壬生紗耶香です。しかし、魔法科高校には魔法実技の結果から判断され、一科生ではなく二科生として入学でした。この体験が紗耶香の心に闇を作ります。勝ち組からの転落でした。
そこをつけ込まれて反魔法国際政治団体ブランシュにマインドコントロールされ、魔法科高校でのブランシュのテロ事件に共犯者として参加してしまいます。
しかし、千葉エリカとの剣による対決で破れ、ケガを負ったことで保健室に運ばれます。そして司波達也たちの前で自分がテロ組織に関わった経緯を話し、そして自分がマインドコントロールの影響で記憶違いしていたことがわかり、自分がブランシュに利用されていたことを知ります。
事件の後、入院していた際にたびたび見舞いに来てくれたエリカと懇意になり、また同様に訪れてくれる桐原武明(きりはら たけあき)に好意を持ち、そして恋人として桐原と付き合うことになったのです。
そんな紗耶香のかわいい魅力ですが、スポーツに打ち込む、さわやかな汗が似合う健康美少女と言うところがいちばんの魅力だと思います。青春を剣道に捧げているところ、長い髪をまとめたポニーテールが似合っているところも紗耶香の魅力です。
また仕草がかわいいのも良い点です。カフェで達也を剣道部に勧誘する場面(アニメ4話)では、自分の言葉の矛盾で自爆してしまい、顔を真っ赤にしながら「司波くんて、いじめっ子なの?」と言う場面や達也に「剣道美少女」と称された際の恥じらいでその圧倒的なかわいらしさに魅了された方も多いと思います。
またテロ事件後(アニメ7話)に親しくなった年下の千葉エリカが「さーや」と気安く紗耶香を呼ぶのに対して、紗耶香は「エリちゃん」と敬称付きなのもかわいらしいですし、桐原との馴れ初めを尋ねられたときに、うつむきながらポツポツと話す仕草もたまらないと思います。
そしてその紗耶香の能力と魔法についてです。
剣道の実力者であることで身体能力は少女としては高い紗耶香ですが、魔法の力が強くないことで二科生となっていますので、司波深雪や七草真由美のような強力な攻撃性の魔法は使えません。
ですが、それでも魔法科高校へ通う魔法師ですので戦うための魔法を持っています。それもかなり強力なモノです。その魔法、その戦い方は横浜騒乱編(アニメ25話)で登場します。
紗耶香の戦い方は小刀を投げる投剣術です。驚くべきことがその威力で、大亜連合の直立戦車の分厚い正面装甲を深く切り裂いて吹き飛ばしています。
まるで対戦車ミサイルのような恐るべき破壊力から紗耶香の投剣術はただの投剣術ではなく、明らかに魔法を併用した術でおそらく剣を硬化、刃の鋭さの向上、そして威力を増すために剣に大幅な重力質量を増加させることで、小刀をひたすら固くひたすら鋭くひたすら重い物体に改変していると考えられます。
ただ銃の弾丸などと比べて小刀は大きく目立つことから、対人戦では不利だと思えます。
ですが近距離戦であれば剣術を使えるのでさほど不利とは思えません。
壬生紗耶香が達也に言葉責めに?!交際疑惑の真相を解説
『魔法科高校の劣等生』とは、1年の司波達也と2年の壬生紗耶香が学校の掟を破って駆け落ちする、純愛ラブストーリーである。 pic.twitter.com/0tLF1edF4F
— 刹那さと時々劣等生@名も無き兄弟運転士 (@minamikazesetsu) May 18, 2014
「言葉責め」。この単語が登場するのは生徒会室での昼食タイム(アニメ4話)です。風紀委員会委員長の渡辺摩利が耳にしたウワサの真相を司波達也に尋ねるシーンでした。
そして、事の発端は先日の紗耶香が達也とカフェで二人だけで差し向かいに座り会話をしていたことでした。紗耶香が自分の言葉の矛盾で自爆してしまい、顔を真っ赤にしながら「司波くんて、いじめっ子なの?」と言った場面のかわいらしい仕草がありました。
また達也に「剣道美少女」と告げられて、思わず赤面し口ごもってしまうと言うかわいいシーンもあります。
紗耶香はカフェでの会話で、元々は達也にじかに会い乱闘騒ぎの際のお礼、剣道部への勧誘、そして魔法が上手く使えないことで自分の剣道まで否定されていることへの憤りと差別されている二科生たちのために達也に協力して欲しいと言うのが主旨でした。
ですが、二科生うんぬんの会話は、紗耶香にとってはとても重要な話でしたが、カフェでの出来事を目撃した野次馬の生徒たち、そして渡辺摩利に取っては、「いじめっ子」と「剣道美少女」のくだりの部分で紗耶香が見せた恥じらいの仕草の方が興味本位としておもしろく、それが広まったに過ぎません。
ただその気がまったくないのですが、要点のみを突く達也の言葉に紗耶香が翻弄されて恥じらう様は確かに「言葉責め」かもしれません。
司波達也は恋などの感情を持たぬように四葉家に仕込まれた少年です。そのため壬生紗耶香を好きになることがありません。
しかし紗耶香は達也に恋、もしくは憧れのようなものを感じていました。
新入部員勧誘週間で違法な高周波ブレードを発動させようとした先輩で一科生の桐原を取り押さえ、ほかの剣術部の男子部員たちを無傷で無効化した二科生である達也の圧倒的な実力を見ています。
「二科生でも一科生に勝てる」
そのことから紗耶香は、現状の差別――二科生たちの、非魔法系部活動たちへの冷遇――を改善するための結束のリーダーとして達也がそれになってくれることを夢見たと思います。そして、それが恋心に変わり片想いになっていました。
紗耶香が達也に恋していたのを認めたのは、ブランシュのテロ事件後に紗耶香が退院した日で明かされます。
千葉エリカがどうして達也から桐原に乗り換えたのかと質問した際に返答しています。
「言葉責め」事件は、紗耶香を口説こうとする気が一切ない達也の言葉なのに、紗耶香が一方的に恥じらいを見せたことが真相です。
ですが、達也としては紗耶香を言葉で恋に落とす気などさらさらないのですが、紗耶香の方が勝手に恥じらいを見せて、結果的に達也に恋してしまったのですから「言葉責め」と言う表現は案外当たっているのかもしれません。
まとめ
<壬生紗耶香の声優 戸松遥さんについて>
キャリア14年を持ち、その実力からも出演作が多すぎる声優さんで、壬生紗耶香の声を担当しているのが戸松遥さんです。
主な出演作をほんのちょっと紹介します。
- ソードアート・オンライン(SAO):アスナ/結城明日奈:メインヒロイン。閃光の異名を持つ血盟騎士団副団長
- かんなぎ ナギ:現世に顕現した神様
- GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり:帝国の第三皇女
- 勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。:戸松遥。本人役
- 魔王様、リトライ!:キラー・クイーン:三聖女の次女
かわいらしい声、そしてときには緊迫した場面での凛とした声を持つ戸松遥さんは、やはり十代後半の少女役が多いです。
壬生紗耶香以外では、SAO(ソード・アート・オンライン)のアスナが声があまりにも有名ですね。
私生活では2019年1月に一般男性と結婚をされ、翌年2021年2月に第1子となる女の子が生まれています。
ご出産後にご友人でもある声優さんたちとの会話のやり取りで、「ママになっても、……ただの戸松だね」と心境の変化があまりなさそうなご様子ですが、これはファンに対して今までと同じ戸松遥であるというリップサービス的な意味合いも含まれていると思われます。
……でも、もしかしたら照れ隠しかも知れませんが……。
<壬生紗耶香の魅力、能力や魔法について>
さわやかで健康的な剣道美少女、それが壬生紗耶香です。ですが心には深い闇も持っていました。剣道は全国でも屈指の実力だったのですが、魔法科高校では二科生として入学します。そのことで学校側、一科生たちに対するコンプレックスを持ち、自分の剣まで否定されたと感じています。
壬生紗耶香は、もうひとりの「魔法科高校の劣等生」でした。
その紗耶香ですが、とてもかわいらしいところもあります。達也に言葉責めにされたと言われる「カフェ悶え事件」で真っ赤になって恥じらう様は乙女で、この仕草でファンになった方も多いはずです。
そして紗耶香は魔法力の劣る二科生ではありますが戦う魔法がしっかり使えます。
横浜騒乱編で見せた投剣術で、大亜連合の直立戦車の分厚い正面装甲を切り裂くほどの破壊力を持っています。ただ銃の弾丸などと比べて小刀は大きく目立つことから、対人戦では不利だと思えます。ですが、近距離戦であれば剣術を使えるのでさほど不利とは思えません。
<壬生紗耶香と達也の交際疑惑の真相について>
「言葉責め」。この単語が登場するのは生徒会室での昼食タイムです。
風紀委員会委員長の渡辺摩利が耳にしたウワサの真相を司波達也に尋ねるシーンでした。
前日にカフェで紗耶香は達也と二人で会っています。
それは差別されている自分たち二科生たちのために協力して欲しいと依頼するのが主目的だったのですが、達也との会話で、自分の言葉で自分で誤爆してしまった際の恥じらいと、達也に容姿を褒められて見せてしまった際の恥じらいの仕草を他生徒たちに見られたのが原因です。
決して達也が口説いた訳ではないのですが、紗耶香が照れて恥じらってしまったことで、紗耶香をからかう意味で「言葉責め」と称された事件に過ぎません。
ですが、紗耶香はこのときすでに達也に惹かれていました。そしてその達也の言葉で恥じらったことは事実なので、案外「言葉責め」と言うのもあながち間違いではないのかもしれません。
拙文を最後までお読みくださり、誠にありがとうございました。