魔法科高校の劣等生 司波深雪の正体を暴露!明かされる衝撃の過去と出生の秘密

魔法科高校の劣等生に登場する司波深雪はメインとなるヒロインの一人ですが、その正体は謎に包まれている部分も多いです。

アニメ1期では司波深雪の過去や出生の秘密に関する描写がありませんでしたので気になっている人も多いのではないでしょうか。この記事ではそんな司波深雪の正体や過去、出生の秘密について説明していきます。

魔法科高校の劣等生 司波深雪の隠された正体と出生の秘密

司波深雪は容姿端麗で立ち振舞やマナーも身につけている、まさにお嬢様を絵に書いたようなキャラクターです。もちろん、四葉家の次期当主候補として魔法能力もかなりのハイスペックです。

非の打ち所がないように見えますが、その出生には隠された秘密がある事をご存知でしょうか。それでは司波深雪の正体や出生の秘密を見ていきましょう。

司波深雪の正体とは?


司波深雪は司波龍郎と司波深夜の間に誕生した長女で司波達也の妹でもあります。父である司波龍郎は日本のCADメーカー フォア・リーブス・テクノロジー社(通称FLT)の開発本部長で母の司波深夜は四葉家直系の魔法師でしたが病気のため、すでに他界しています。

司波深夜は日本で最強の魔法師の家系である十師族の一つ「四葉家」の現当主、四葉真夜の双子の姉にあたります。つまり、四葉家現当主との関係は姪という事になります。

四葉家は当初から秘密主義を貫いていて当主の名前以外は世間一般には公開されていませんでした。このため、司波深雪が現当主の姪であることも隠されていたのです。この事実は原作ライトノベルの「四葉継承編」で明かされています。

密かに早期から四葉家の後継者に決められていた深雪ですが、この事実も「四葉継承編」まで明かされる事はありませんでした。

事実だけを見る限り「司波深雪は四葉家現当主の姪」「次期後継者」とその正体については特別な所はないように見えますね。

ところが、深雪の過去を詳しく調べてみるとその出生には驚くべき秘密がある事が分かります。

司波深雪の隠された出生の秘密


司波深雪の出生については原作ライトノベル、コミックの「四葉継承編」で衝撃の事実が明らかになっています。

魔法師の中には全面的な遺伝子操作により生み出された「調整体魔法師」が存在します。

この「調整体魔法師」のデメリットをすべて改善して誕生した「完全調整体」、それが司波深雪なのです。

四葉家の最先端技術を結集させ、生み出された深雪は「四葉家の最高傑作」と呼ばれるほどに完成度が高いものでした。

私も深雪を初めて見た時は「優れた魔法能力を持っているし、頭脳明晰、容姿端麗で上品なお嬢様で完璧だな」という印象を受けましたが、この出生の秘密を知って腑に落ちました。

深雪の誕生にはもう一つ重要な理由がありました。四葉家の現当主の司波真夜によれば、世界を崩壊させてしまうほど強力な魔法を持つ兄の司波達也の力を制限するための抑止力として欠かせない存在だったのです。

兄である司波達也は”ある理由”から通常の魔法が使えませんが、生まれながらに持つ「分解」と「再生」という強力な魔法は世界を壊滅させるだけの力を持っています。強大すぎる魔法を制限するために深雪の存在は必要不可欠だったということですね。

司波深雪は自分が調整体であることを自覚しているのか?


司波深雪は自分自身が「調整体」である事を意外な形で知ることになります。

2096年12月31日は深雪が四葉家次期継承者に指名された記念すべき日です。この日、達也は現当主の四葉真夜から深雪が「調整体」である事を告げられます。そして、達也はその当日中に深雪が「調整体」であるという事を打ち明けるのです。

「少しは心の準備をするとか、色々あるのでは?」とも思いましたが、深雪への愛情しか残っていない達也にとっては、そうする事がベストだと判断したんでしょうね。

しかも、事実を告げた後のフォローも完璧なんですよね。「お前は俺の可愛い妹だ」という恥ずかしいセリフをサラッと言って、深雪のそばに居続けることを約束します。

この時点で達也は深雪を妹としてしか見れないことを伝えるのですが、妹以外の存在として見れるように努力すると言って、深雪を喜ばせているんです。深雪を悲しませず未来へ希望を持ってもらいたいという達也なりの思いやりとも受け取れます。

このエピソードは原作ライトノベルの「四葉継承編」の後半に描かれているので、もし気になるという方はぜひ手に取って読んでみてくださいね。

司波深雪と司波達也がまさかの婚約?子作りはできるのか?


「四葉継承編」では衝撃の事実が明らかになります。達也は四葉真夜の冷凍保存された卵子を使って、司波深夜を代理母として誕生した真夜の息子だというのです。戸籍変更の手続きも行われ、名実ともに深雪と達也は法的には従兄弟という関係になります。

さらに深雪と達也の婚約も追加で発表されました。

婚約と聞いた後に気になるのは同じ父と母である司波龍郎と司波深夜から生まれた兄弟同士で子作りができるかどうか、という点ですよね。深雪は四葉家の後継者という立場上、周囲から世継ぎとなる子どもを期待されるのは当然の事です。

調査の結果、遺伝子操作によって誕生した深雪は達也と間に子どもが出来たとしても問題は発生しないようです。

しかし、深雪と達也の関係はいまだに婚約中のままで結婚には至っていません。

原作ライトノベルは32巻で高校生編が完結となりましたが、今後のストーリー追加で結婚という展開があれば物語は大きく変わっていく可能性もありますね。

魔法科高校の劣等生 司波深雪の過去にも注目!


司波深雪がブラザーコンプレックスである事はもはや周知の事実となっていて、これは深雪自身も認めています。達也と一緒にいる時は人目も憚らずにデレデレしますし、二人きりの時はさらにデレデレがエスカレートします。

深雪は司波達也を貶めたり、危害を加えようとする者には殺意を覚え、魔法発動の歯止めが効かなくなってしまう事もあります。

これ程までに兄の達也に愛情を抱くようになった理由は原作ライトノベルの「追憶編」に詳しいストーリーが描かれています。また、魔法科高校の劣等生 追憶編のアニメ化も決定したのでアニメで見れる日もそう遠くないと思います。

ここでは深雪がなぜブラザーコンプレックスになってしまったのかを「追憶編」のストーリーを踏まえながら解説していきます。

司波深雪は中学生の時に達也に苦手意識を持っていた


「分解」と「再生」魔法しか使えない司波達也は人工魔法演算領域を付与する手術を受けました。人工魔法演算領域の付与には成功しましたが、通常の魔法師が生まれながらにして持っている魔法演算領域よりも性能が低かったため、四葉家では魔法師として認められる事はありませんでした。

6歳になった達也は妹の深雪のガーディアンになるという選択をします。このガーディアンというのは四葉家に伝わるボディーガードの呼び名です。

達也の事はスポーツ万能で成績優秀、さらに「分解」と「再生」という高難度魔法を使える事から興味の対象にはなっていましたが、同時に苦手意識も持っていたようです。

ガーディアンである達也との接し方については相当悩んだようですが、結局は分からないという結論に達しました。四葉家次期後継者という立場も考慮し、ガーディアンの達也とは距離を置くようにしていたようです。

司波深雪は沖縄旅行の”ある出来事”がきっかけで達也を好きになった


深雪が中学生の頃、家族で沖縄旅行に行く機会がありました。沖縄旅行中は達也と一緒に散歩に出かけたり、現地の人にからまれた深雪を達也が助けたりと様々な事がありました。

達也が軍人と組手する姿を目にしたり、一緒にパーティーに参加したりするうちに深雪にも以前とは異なる心境の変化がありました。

そんな折、沖縄に大亜細亜連合国が侵攻したことで戦争が始まってしまいます。達也や深雪も含めた四葉家の人間は沖縄基地のシェルターに避難しましたが、運悪く深雪は敵軍隊の凶弾を受けて死の淵を彷徨う事になります。

この時、達也の「再生」魔法で蘇生した深雪は命を救われました。そして、命の恩人である達也に対して好意を抱くようになった深雪は達也のことを好きになっていくんですね。

達也もまた6歳の頃に人工魔法演算領域を付与する精神改造手術を受けた影響で「深雪に対する深い愛情」だけが残った状態になっていました。このような状況でお互いに思いやる気持ちが強くなり急速に仲を深めていきます。

深雪がブラザーコンプレックスになった背景にはこうした経緯があったというわけです。

まとめ

ここまで司波深雪の正体や出生の秘密、ブラザーコンプレックスになった過去の出来事について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。最後に要点をまとめておきます。

■司波深雪は現在の四葉家当主、真夜の姪で四葉家の次期後継者

■深雪は生まれる前に遺伝子操作技術により誕生した「調整体」

■「四葉家継承編」で深雪と達也の婚約が発表される

■深雪のブラザーコンプレックスは中学生時代の沖縄旅行で達也に命を救われて達也を好きになったから

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

魔法科高校の劣等生 司波深雪のプロフィール

<性別> 女性

<生年月日> 2080年3月25日

<職業> 学生

<身長> 160cm

<家族構成>

父:司馬龍郎(しば たつろう)

実母:司馬深夜(しば みや)

義母:司波小百合(しば さゆり)

兄:司波達也(しば たつや)

<得意系統> 振動減速系