魔法科高校の劣等生 司波達也の正体を暴露!お兄様の強さや能力に隠された秘密とは?

この記事では魔法科高校の劣等生の主人公である司波達也の正体、能力や強さの秘密について解説していきます。

魔法科高校の劣等生を語る上で絶対に外せないキャラクターです。

国立魔法科大学附属第一高等学校に補欠合格で二科に入学した司波達也は魔法の発動速度、規模、干渉力が通常の基準値以下。

魔法科高校の劣等生という作品タイトルに騙されがちですが、司波達也はとんでもない強さを秘めているキャラクターなのです。

魔法科高校の劣等生 司波達也の隠された正体とは?


司波達也は魔法科高校の劣等生のメインキャラクターであり、言わずとしれた本作の主人公です。

所属が二科生という事で「劣等生」というレッテルを貼られていますが、実際には最強魔法師に最も近い存在と言っても過言ではないと思います。

また、冷静沈着でクールなイメージが強い司波達也は女性ファンにもかなり人気があります。

原作はライトノベルですがその後アニメ化もされ、私も大好きな作品の一つになっています。

ただ一つ気になっているのが、アニメ化されたもののライトノベルで描かれている細かい設定や背景がアニメでは理解しづらいと感じる部分もあります。

私もアニメを見始めた頃は「???」だらけだったんですが、原作のライトノベルを読んでいない方の理解を深めるために司波達也の正体について詳しく説明していきますね。

十師族の中で最有力とされる四葉家の現当主の甥


司波達也の正体を知るためには、まずその生い立ちを知る必要があります。

父である司波龍郎と四葉家直系である母の司波深夜との間に生まれた長男が司波達也です。

司波深夜は現在の四葉家の当主である四葉真夜の双子の姉にあたります。

つまり、司波達也は四葉真夜の甥という関係性になりますね。

この四葉家は十師族の中でも非常に大きな影響力を持っている一族でありながら、秘密主義を貫いているため世間に公開されているのは現当主の名前だけとなっています。

ストーリー前半を見てみると分かると思いますが、達也や妹の深雪と四葉家の関係は世間には秘密にされています。

「四葉」ではなく「司波」という姓を名乗っているのも、そのためです。

さらに、第三者が司波達也について調べようとしても正体を突き止められないようにデータ閲覧制限がかけられているという徹底ぶりです。

司波達也は6歳の頃、実の母である司馬深夜に「人工魔法演算領域」を植え付ける精神改造手術を施された影響で妹の深雪への愛情以外の感情をすべて失ってしまいました。

こうした過去を持つ達也にとって、四葉家に対しての執着や忠誠心はないようで、いつかは四葉家と関わらずに生きていきたいと考えていました。

ですが、そんな考えとは裏腹に原作の「四葉継承編」では現当主の四葉真夜から次期当主である深雪との婚約者に指名されてしまいます。

四葉家としては達也の能力を高く評価しているので身内に取り込んでおきたいという思惑があるのでしょう。

ただ原作の最新刊までのストーリーまでを見る限り、達也と深雪の関係は婚約中のままで、まだ結婚はしていません。

魔法工学のエンジニア「トーラス・シルバー」


司波達也は魔法工学のエンジニアとしても非常に優秀な才能を持っています。

日本のCADメーカーであるフォア・リーブス・テクノロジー(通称FLT)開発第三課の研究主任である牛山欣治との共同開発で飛行デバイスなど、画期的な製品をリリースしています。

製品発表時のエンジニアの名前は本名ではなく「トーラス・シルバー」と名乗っています。

トーラス・シルバーの名前の由来についても見ていきましょう。

FLT社内では牛山欣治が「Mr.トーラス」、司波達也が「Mr.シルバー」と呼ばれている事から、二人の名前を組み合わせて「トーラス・シルバー」に決まりました。

ですが、トーラス・シルバーの名前で司波達也がCAD製品開発している事は仲間や友人には明かされていません。

国立魔法科大学附属第一高等学校にはトーラス・シルバーの熱狂的なファンも数多く存在し、生徒会メンバーの中条あずさもその一人です。

アニメ1期の九校戦では中条あずさが「司馬達也がトーラス・シルバーなのでは?」と疑うシーンもありましたが、最終的に真実が明らかになることはありませんでした。

余談ですが、九校戦では達也がCADの調整サポートをした選手が素晴らしい成績を残しています。

この事からも司波達也が魔法工学のエンジニアとして高い能力を持っている事が証明されています。

国防陸軍第101旅団 独立魔装大隊所属「大黒竜也」


司波達也には軍人という、もう一つの顔があります。

アニメ1期の24話「横浜騒乱編」で国防陸軍第101旅団 独立魔装大隊の所属「大黒竜也」であることが明かされています。

この時は大亜連合が横浜をターゲットに攻撃を開始し、迎撃任務のため達也に出動命令が下されました。

その場には生徒会長の七草真由美や友人のレオ、エリカ、ほのか、雫などの学校関係者もいましたが、みんな何が起こっているのか分からず混乱する場面が描かれています。

今まで一緒に学校生活を送っていた仲間が実は軍人でしたなんて急に言われたら、戸惑うのも無理はないと思います。

軍人としての司波達也の正式な地位は「戦略級魔法師 大黒竜也特慰」です。

日本で公式発表されている戦略級魔法師は五輪澪となっていますが、司波達也の存在は公にはされていません。

扱いとしては非公開の戦略級魔法師という事になります。

一つ気になるポイントとして「なぜ司波達也は軍人になったのか?」という疑問が出てきますよね。

魔法科高校の劣等生アニメ1期では描かれませんでしたが、先日アニメ公開が発表された「魔法科高校の劣等生 追憶編」で、その理由が明らかになります。

時は魔法科高校入学前の中学生の頃に遡ります。達也と深雪が沖縄旅行中に大亜細亜連合が沖縄に侵攻し戦争が始まってしまいます。

この戦争の中で妹の深雪を傷つけられた達也は怒りに震え、国防軍に加わり戦争に参加することになるのです。

独立魔装大隊「大黒竜也」特慰の誕生の瞬間です。

司波達也の正体がばれるのは原作小説の何巻?アニメ版とコミック版も調べてみた

司波達也の正体がいつばれるのかが気になっている人が多いようなので調べてみました。

まずは原作小説のライトノベルから確認していきましょう。

原作では魔法科高校の劣等生の11巻来訪者編の85ページ付近でエリカが達也を四葉家の関係者だとアタリをつけている描写が描かれています。

魔法科高校の劣等生アニメ1期では24話の横浜騒乱編で司波達也の正体がバレます。

2095年10月30日に横浜で開催された「全国高校生魔法学論文コンペティション」を標的にしたテロリストの攻撃を受けます。

そして、会議室で脱出の打ち合わせをしている最中に国防陸軍第101旅団の独立魔装大隊の風間少佐が現れ、司波達也のへの出動命令と情報統制が解除されている事を告げます。

この時に達也が軍人である事がついにバレてしまいます。

コミック版では「四葉継承編」の終盤で達也が四葉家の人間である事がバレます。

この時に戸籍の情報操作が行われ、達也は四葉真夜の息子という事になっています。

これ以後は司波深雪と達也の関係は従兄弟になります。

これが後の婚約のためだったという事は後から分かることになるわけですが…

魔法科高校の劣等生 司波達也の強さと能力の秘密について

それでは、本作の最強キャラクター司波達也の強さの秘密を紐解いていきましょう。

まず司波達也の強さが垣間見える戦闘シーンをいくつか例に挙げてみたいと思います。

魔法科高校入学直後を描いたアニメ1期の第2話では副生徒会長の服部刑部との模擬戦で勝利を収めていますし、第7話ではブランシュ日本支部のリーダー催眠魔法の使い手である司一も倒しています。

また、第13話の九校戦モノリスコードの決勝では十師族の次期当主 一条将輝、吉祥寺真紅郎を擁する第三高校を破り第一高校を優勝に導いています。

この強さの秘密は司波達也が持つ二つの能力にあります。その能力について詳しく解説していきますね。

司波達也が持つ驚異の能力 「分解」と「再生」について

主人公の司波達也には生まれながらにして備わっている「分解」と「再生」という能力を持っています。

通常、魔法を使うためには魔法演算領域という魔法を使うためのスペースが必要になります。

ですが、達也はこの2つの能力によって魔法演算領域をほぼ全て使い切ってしまうため、他の魔法の使用ができません。

普通に考えれば通常魔法が使えないため戦闘に不利なのではと思うかもしれませんが、現代魔法において「分解」と「再生」は最高難度の魔法に位置づけられているため、反則級の強さを手にすることができるのです。

「分解」の能力について


司波達也が持つ「分解」の能力は物質や情報を含む全ての構造物を構成要素の最小単位までばらばらに解体する事ができる魔法になります。

アニメでも描かれているシーンがありますが、敵が持っている銃を部品単位までばらばらに解体したり銃から出た弾丸でさえも消滅させる事が可能です。

この分解の能力は他の魔法にも応用されていて達也が使う強力な魔法のルーツになっています。

具体的には下記のような魔法があります。

司波達也が使う分解・再生魔法一覧

■ミスト・ディスパージョン(雲散霧消)

物質の構造情報に干渉することにより、物質を元素レベルの分子まで分解する魔法。軍事機密指定あり、殺傷ランクA相当。

■マテリアル・バースト(質量爆散)

質量をエネルギーに分解する究極の分解魔法

■自己修復術式

身体に深刻なダメージを受けたり、死亡した場合に自動的に発動して元の状態に復元する魔法

マテリアル・バースト(質量爆散)は世界最強と呼ばれる戦略級魔法に分類される魔法です。

魔法科高校の劣等生1期アニメ26話の横浜騒乱編では大亜連合の連合艦隊をわずか一撃で壊滅させ衝撃を受けました。

ミスト・ディスパージョン(雲散霧消)は第18話で達也が無頭竜の幹部たちを消滅させる時に使用していますね。

自己修復術式はどれだけ致命的なダメージを受けてもオートスタートで一瞬で元の状態に戻せる魔法です。

最悪、自分が死んでしまっても生き返れるわけですから達也が最強と言われる所以もここにあります。

アニメ1期では第13話の九校戦で一条将輝の魔法でオーバーキルされた時に発動しています。

「再生」の能力について


司波達也の持つもう一つの能力「再生」。

この能力は物体に付帯するエイドスと呼ばれる情報を最大24時間前まで遡る事ができます。

その遡った情報をコピーして投影することで存在する物体を元の状態に戻す事が可能な最高クラスの魔法です。

さすがに死んだ人間を生き返らせることはできませんが、生きている状態で肉体の一部でも残っていれば完全に元の状態に戻すことができます。

何度致命傷を与えてもノーダメージの状態に戻って立ち向かって来るわけですから生きた心地がしませんね。

絶対に司波達也だけは敵に回したくないという気持ちになると思います。

司馬達也が持つ能力「再生」は「分解」と同じくらい強力な効果を持つ最強の魔法ではないでしょうか。

近接戦闘で強さを発揮するプロ級の体術


司波達也を最強と言わしめる理由の一つとして、魔法以外でも戦える体術が挙げられます。

達也は元陸軍軍人の格闘技指導者から直接手ほどきを受けたり、四葉家でも「ここまでやるか…」というぐらい過酷すぎる戦闘訓練を受けています。

それに加えて、忍術使いである九重八雲氏に妹の深雪と一緒に弟子入りし武術の鍛錬にも余念がありません。

第一高校入学直後に模擬戦で戦った服部刑部にも体術で培った高速移動で相手の背後を取り圧倒的な力で勝利しました。

生来から持つ「分解」と「再生」という最強の魔法と九重八雲の元で鍛錬した体術が魔法師としての司波達也の強さを支えているのです。

強力すぎる司波達也の能力には制限がかけられている


司波達也はその強力すぎる能力を持っているがために普段は制限をかけられていて最大限に力が発揮できないようにされています。

これには2つ理由があります。一つ目は司波達也の持つ強力な力が四葉家に向けられる可能性を恐れていること。

そして、もう一つは戦略級魔法師である事を周囲にバレないようにするためです。

このような理由から、四葉家が必要と認めた時以外は制限を解除できないように徹底されているのです。

この制限を解除するためには達也の額に妹の深雪がキスをするという行為が必要です。

魔法科高校の劣等生1期アニメの24話で達也の能力制限を解除するシーンが描かれています。

深雪が達也の額にキスした瞬間、周囲にまばゆい光と吹き抜ける風が発生し周囲の人間もびっくりしていましたね。

達也の能力の制限解除になぜこの儀式が必要だったのかは解説がないので分かりづらい部分でもあります。

あくまでも想像ですが、制限解除には神聖な儀式が必要になるというシーンを演出したかったのではないかと考えています。

魔法科高校の劣等生 司波達也の過去に衝撃の事実が…

魔法科高校の劣等生アニメ1期では司波達也の過去について触れられていなかったので詳しく説明します。

司波達也は人造魔法師計画の実験材料に


みなさんご存知のとおり、司波達也は生まれながらにして「分解」と「再生」の能力を持っています。

ところが、四葉家はこの「分解」と「再生」の能力を魔法として認めなかったんですね。

そして、あろうことか通常魔法が使えない達也に「魔法師の出来損ない」という烙印を押してしまいます。

四葉家には魔法が使えない人間は不要という方針ですから、実の母である司波深夜は当時6歳だった達也に「人工魔法師計画」の手術をする決断を下します。

手術をして脳に魔法演算領域を付与し、人工的に魔法師を誕生させるというのが「人造魔法師計画」です。

手術は無事に成功し、達也は魔法が使えるようになりました。

しかし、手術によって付与された人工魔法演算領域は通常の魔法師が持つ先天的な魔法演算領域と比較すると性能が見劣りするものでした。

最終的に魔法師として不適格と判断された司波達也に残された道は妹である司波深雪のガーディアンになる事でした。

司波達也に唯一残された「兄妹愛」


司波達也は「人造魔法師計画」の手術で人工魔法演算領域のスペースを確保するため一つの感情を除き、すべての感情を失ってしまいました。

「怒り」「悲しみ」「嫉妬」「憎しみ」「恋愛感情」など、自我喪失するほどの激しい感情が欠落しているのです。

唯一残った感情は「兄妹愛」である妹の司波深雪に対する愛情だけです。

魔法科高校の劣等生には魅力的な女性キャラクターがたくさんいますが、達也が妹の深雪以外の女性を愛することができない理由がここにあります。

初めは深雪も兄の司波達也に苦手意識を持っていましたが、ある出来事をきっかけに達也を好きになります。

その出来事とは沖縄旅行中に大亜細亜連合の攻撃で死にかけた命を達也の魔法で救われた事です。

この出来事以降、二人はお互いを愛し合うようになったというわけです。

このストーリーの詳細は原作ライトノベルの「魔法科高校の劣等生 追憶編」を読むか、アニメ化決定も発表されているのでアニメでも視聴できるようになります。

司波達也と司波深雪の過去が描かれている貴重なストーリーが描かれているので気になる方はぜひチェックしてみてください。

まとめ

ここまで魔法科高校の劣等生の主人公 司波達也の正体、能力や強さの秘密、過去について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

最後にここまでのおさらいをしておきましょう。

【司波達也の正体】

・日本で最強の魔法師の家系である十師族・四葉家現当主の甥

・魔法工学のエンジニア「トーラス・シルバー」

・国防陸軍第101旅団 独立魔装大隊「大黒竜也」特慰

【司波達也の能力と強さの秘密】

・生まれた時から持っている能力「分解」と「再生」という最高難度の魔法が使える

・忍術使いの九重八雲に弟子入りし体術を学んだ事で近接戦闘でも強さを発揮できる

【司波達也の過去】

・6歳の頃、人工的に魔法師になる手術を受けた影響で妹の深雪への愛情以外の激しい感情を失っている

最後までお読み頂きありがとうございました。

魔法科高校の劣等生 司波達也のプロフィール

性別 男性
生年月日 2079年4月24日
職業 学生、軍人、会社員、ガーディアン
身長 178cm
家族構成 父:司馬龍郎(しば たつろう)
実母:司馬深夜(しば みや)
戸籍上の母:四葉真夜(よつば まや)
妹:司馬深雪(しば みゆき)
得意系統 無系統魔法