【魔法科高校の劣等生】桐原武明の身長や体重の基本スペックは?能力、壬生紗耶香との関係や声優情報についても調査!

この記事では魔法科高校の劣等生のキャラクター桐原武明の身長や体重などの基本スペック、能力、壬生紗耶香との関係、声優情報について解説していきます。

「魔法科高校の劣等生」は高校を舞台にしている、いわゆる学園モノであることから大勢の高校生が登場します。その中で、主人公の司波達也より一学年上の二年生の男子生徒のひとりとして登場するのが「桐原武明」です。

達也が開校以来初めての二科生(ウィード)の風紀委員として初任務となった「新入部員勧誘週間」に武明は登場します(入学編アニメ3話)。そこで武明は一科生(ブルーム)で先輩で自他ともに認める剣術部の実力者として、達也や剣道部二年で二科生の壬生紗耶香たちとは対極にある優等生側のひとりとして現れます。

そして新入生たちへの部活紹介の演武で紗耶香と打ち合いのトラブルになり、魔法を使ったことで達也に逮捕されてしまい、達也に初手柄をあげさせた人物として描かれました。

「武明はなぜ禁止されている魔法と言う能力を使ったのか?」

その理由は魔法を駆使することで魔法が得意でない二科生の紗耶香との実力差を見せつけるつもりだったかに見えますが、実は真の目的は別の所にあったのがのちに判明し、武明は決して魔法力の優劣で他人を差別する性格ではないことがわかります。

一科生と二科生の間にある差別意識がすべての一科生、二科生たちに根付いているわけでなく、誤解や勝手な思い込みからきた勘違いもかなり含まれていたことがわかるのです。

この桐原武明の声を演じているのが杉田智和(すぎた ともかず)さんです。杉田さんの情報や、剣術一直線で不器用で脳筋でもある武明と、のちに恋人となる壬生紗耶香の件も含め解説しますので見逃さないように読み進めて下さいね。

桐原武明の身長や体重、能力「高周波ブレード」について解説

桐原 武明(きりはら たけあき)

性別 男性
生年月日 2077/?/?
職業 学生
身長 / 体重 173cm / 66kg
使用CAD 汎用系CAD
声優 杉田智和
クラス
2年[一科](2095年4月-2096年3月)
3年[一科](2096年4月~)
活動
2095年度九校戦選手
2096年度九校戦選手
剣術部

「高周波ブレード」:美少女を襲う悪の魔法?

「魔法科高校の劣等生」の主人公の司波達也が、風紀委員として初任務となった魔法の不正使用者捕獲任務で、達也に初手柄をあげさせた人物が武明でした(入学編アニメ3話)。

場所は第二小体育館、「新入部員勧誘週間」での剣道部の演武の時間で、桐原武明が所属する剣術部の順番までまだ一時間以上あるにも関わらず武明が剣道部の壬生紗耶香に突っかかったのが原因でした。

そこで売り言葉に買い言葉状態となり、武明と紗耶香は竹刀を交えることとなります。打ち合いの後、相打ちと思われましたが武明の竹刀は紗耶香の左腕の上側で骨に到達していない状態であり、逆に紗耶香の竹刀は武明の腕の付け根辺りに到達していました。なので紗耶香の勝ちでした。

ですが、紗耶香に対して元々言いがかりを付けて挑発していた武明は、紗耶香の「真剣なら致命傷よ」と言う言葉に反応してしてしまい、ならば真剣で、と、魔法を行使してしまいます。

そこで使用された魔法が「高周波ブレード」です。

「高周波ブレード」とは個体を高速振動させて切断する魔法です。高速振動で分子の結合を解除させ、固いモノでも斬ることを可能とし、竹刀にかければ、その竹刀が真剣の切れ味に変えてしまえるかなりキケンなモノでした。

そしてその威力は紗耶香の防具の胴をかすっただけでかなり切り刻んでいることから「真剣」と同等なのは間違いないようです。そこへ乱入した達也がジャミングで「高周波ブレード」を吹き飛ばして無効化し、武明を取り押さえ、他の剣術部員たちを誰一人ケガさせることなく無効化したことで事件は終了しました。

この後、武明の「高周波ブレード」が披露されるのは、反魔法国際政治団体ブランシュのアジトでのことです(入学編アニメ7話)。

司波達也や司波深雪、そして十文字克人たちとともにアジトに乗り込んだ武明は、「高周波ブレード」でテロリストたちのマシンガンを一瞬で切断しており、また鉄枠で作られたコンクリート製の分厚い扉もストレスなく軽々と切り裂いています。

さらに威力がわかりやすいのが「横浜騒乱編(アニメ25話)です。奇襲攻撃を仕掛けてきた大亜連合の直立戦車に「高周波ブレード」を使用したときです。戦車で最も分厚い装甲を施されているコックピットを文字通りに一刀両断しています。

そのことから「高周波ブレード」は殺傷性ランクBの振動系近接戦闘用魔法とされ、物理攻撃系統の魔法の中でも、かなりの威力を持つ魔法だと思われます。

「高周波ブレード」と「分子ディバイダー」との比較

「高周波ブレード」と似ている魔法が「分子ディバイダー」です。どちらも刃物の切れ味を格段に向上させる魔法であり、効果も似ています。

「分子ディバイダー」はUSNA軍の特殊部隊スターズの総隊長だったウィリアム・シリウスが編み出した魔法でUSNA軍スターズの隊員だけが使える軍機により術式非公開となっている魔法です。

「高周波ブレード」とは刃を高速振動させて分子の結合を解除させる魔法ですが、「分子ディバイダー」は分子の結合を反転させて斬る魔法です。ともに結果としては切れ味を上げることは共通ですが、術式の仕組みとしては正反対になると思われます。

「分子ディバイダー」の威力が発揮されたのは映画「魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女」です。USNA軍スターズのベンジャミン・カノープス少佐が、日本国防軍の海軍基地がある小笠原諸島の南盾島で、海軍基地への破壊活動を行おうとした際に会敵した千葉エリカに対して使用しています。

このときエリカが使用していた刀は「ミズチ丸」と言う業物だったのですが、刃を合わせたときに「分子ディバイダー」の威力でへし折られてしまいました。

また途中参戦した十文字克人が使った十文字家の切り札である「ファランクス」と互角の勝負をしていることと、USNA軍スターズがわざわざ極秘としている魔法なので威力、効果などは「高周波ブレード」より上だと考えられます。

「高周波ブレード」は武明以外にも使い手が多い一般的な魔法と思われますが、「分子ディバイダー」はUSNA軍スターズが術式をわざわざ極秘としている魔法なので見た目や効果は似ていますが威力は「分子ディバイダー」の方が上と判断できると思います。

桐原武明と壬生紗耶香の恋愛要素をネタバレ!告白のタイミングや時期を考察


桐原武明とは 「剣道小町にひそかな片想いをする脳筋ツンデレ、そして、かまってちゃん」である。

桐原武明がのちの恋人となる壬生紗耶香と接近する機会は、驚いたことに言いがかりからでした。

「新入部員勧誘週間」での剣道部の演武の時間で、桐原武明が所属する剣術部の順番までまだ一時間以上あるにも関わらず場所を明け渡すよう武明が剣道部の壬生紗耶香に突っかかったのが原因でした(入学編アニメ3話)。

この後、二人は竹刀を交えるのですが、打ち合いの後、相打ちと思われましたがわずかの差で紗耶香の勝利でした。

ですが、紗耶香に対して元々言いがかりを付けて挑発していた武明は、紗耶香の「真剣なら致命傷よ」と言う言葉に反応してしてしまい、ならば真剣で、と、得意な「高周波ブレード」を行使してしまいます。その後、仲裁に入った司波達也のお陰で事なきを得ることになります。

武明がなぜ紗耶香に言いがかりを付けたのかは「入学編(アニメ6話)」で判明するのですが、武明は中学生の時から紗耶香を知っていました。紗耶香は中学生時代に剣道全国大会二位の実績があり、そして美少女でもあることから「剣道小町」と世間では呼ばれていました。そのことで武明は紗耶香の美しさ(主に剣技)に注目していましたが、互いの接点はありませんでした。

武明は中学生時代に関東剣術部中等部の優勝者でした。剣術とは基本は剣道ですが、それに魔法を合わせて使う競技であり、自己加速や身体強化などを使い、移動力や攻撃力、防御力などを飛躍的に向上させた剣道の傍系とも言える武術です。

ただし剣術大会は魔法能力が劣る中学生では全国大会はないため、武明の関東大会の成績は全国で見てもかなりの腕前だと言えます。

この二人が出会うのが国立魔法科大学付属第一高校です。ともに魔法師で学業優秀であったことで合格したのでした。

ですが武明は一科生、魔法実技が良くない紗耶香は二科生としての入学で、当然クラスも異なっていましたが、部活動で接点が生まれました。武明は剣術部、紗耶香は剣道部と違う部活ではあるのですが、活動場所が同じ体育館なのですぐに顔見知りになったと思われ、紗耶香はそこで初めて武明を知ったと思います。

武明は部活動を通して紗耶香の剣を観察していましたが、時が進むにつれて、美しかった剣技がだんだん曇ってくるのがわかりました。紗耶香は自分が二科生と言う劣等的な立場であることに悩み、その結果、剣道部主将の司甲からの影響で反魔法国際政治団体ブランシュの活動に参加していました。

そしてブランシュの洗脳を受けてネガティブ思考で、学校、生徒会、部活連、一科生たち主流派的な存在を憎むような考えを持ってしまったのです。その結果、中学時代に「剣道小町」と呼ばれた剣道の技の洗練さ、美しさが消え、ただ人を殺すためのような俗物的な剣技へと落ちてしまっていたのです。

そのこともあり、武明が、紗耶香に美しい剣技を取り戻して欲しいと願っていた思いが積もり積もって半ば八つ当たり状態で紗耶香に突っかかったのが、「新入部員勧誘週間」の「高周波ブレード」使用事件の真相でした。

まるで、好きな女の子に相手に振り向いてもらいたくて、思わずわざと意地悪な態度で接してしまう男子小学生のようであり、ツンデレ要素もあり、かまってちゃんとも言えてしまえる程度の幼稚な動機でした。ただ、美しい剣技を取り戻して欲しいと願うことは純粋ですしキレイな動機と言えると思います。

ブランシュによるテロ事件が終わったのち、紗耶香は事件で起きた千葉エリカとの戦いで腕を骨折していたことやブランシュによる洗脳の影響具合の検査などから、しばらくの間、入院生活を余儀なくされます。

そんな病室には事件後に友人となったエリカだけでなく、毎日のように武明も見舞いに訪れていました。

武明がまめに病院にやって来たことは、「新入部員勧誘週間」に起きた「高周波ブレード」事件での謝罪の気持ちもあったのでしょうが、紗耶香の剣を曇らせていたブランシュの洗脳も解け、元の「剣道小町」の紗耶香と仲良くなりたいと思う気持ちの方が大きかったと思われます。

また、最初はあくまで「技の美しさ」の紗耶香と話がしたかったのだと思いますが、「剣道小町」の異名は「技の美しさ」だけでなく、もともとの紗耶香の容姿からも付けられた異名であり、健康な精神と肉体を持つ武明が、その紗耶香の「美少女」な部分も好きだったのには違いありません。

武明が「高周波ブレード」事件をだしにして、これ幸いと紗耶香に毎日会えるチャンスを利用したことは想像に難くありません。もともと剣術と剣道と言う共通できる話題があり、それを足がかりにまめに毎日接触して、ついに紗耶香を堕としたのは間違いないと思われます。

退院の日(入学編アニメ7話)、桐原武明と千葉エリカ、司波達也、司波深雪を前にして、元は司波達也が好きだったと告白する紗耶香ですが「(武明を選んだのは)やっぱり決め手はまめなとこ?不器用な優しさにグッと来ちゃったとか?」とエリカにからかわれたことに対して真っ赤になりながらも、「桐原くんは、たぶんこの人なら、ケンカしながらも同じ速さで歩いてくれると思った。だからかな……」と返答しています。

武明だけでなく全員が納得するハッピーエンドとなります。

この後、武明は横浜騒乱編、南海騒擾編といつも紗耶香と共に行動しているだけでなく、高校卒業後も同じ防衛大学校へと進学しています。この剣に強くてどこか初々しいカップルは幸せになれると思います。

桐原武明の声優 杉田智和の魅力や出演作品を紹介!結婚の有無や早見沙織との噂の真相を徹底調査!


モノローグの帝王。すばらしき脳内話術。

桐原武明の声を演じるのは声優の「杉田智和」さんです。

杉田さんは声優活動が23年と言う大ベテランで、多数の作品に出演しています。杉田さん演じるキャラの独特の語り口などですでに耳に馴染んでいる方も多いと思います。

杉田さんはその長い活動期間から、とても多くの作品に出ていますので、ここではすべてを記載できません。

そのため主な作品を3つほど紹介したいと思います。

主な代表作品
  • 涼宮ハルヒの憂鬱:キョン:メインヒロインである涼宮ハルヒに振り回される主役の男子高校生。
  • 無職転生:前世の男:主人公ルーデウス・グレイラットの前世で日本人だった男。ルーデウスの声は「内山夕実」さんが演じますが、ルーデウスのモノローグは「杉田智和」さんが演じています。
  • 八男って、それはないでしょう!:クルト:主人公ヴェンデリン・フォン・ベンノ・バウマイスターのいちばん上の兄。自分の無能を棚に上げ、出世する末弟のヴェンデリンに激しく嫉妬する男。

 

どれも杉田さんでなければ演じられない素晴らしい役ばかりです。

出演作品で一気に実力と知名度を上げたのが、当時、社会現象ともなった「涼宮ハルヒの憂鬱」での主役である「キョン」です。

この物語は原作の小説版でもキョンの脳内の声であるモノローグが非常に多く、そのことはアニメ化されても同様でした。その中でキョンがときには自嘲的に、ときには言い訳気味に独特の節をつけた脳内台詞は圧巻でした。

「無職転生」では主役ルーデウスのダブルキャストを「魔法科高校の劣等生」では千葉エリカ役の内山夕実さんとともに演じ分けています。

死後転生先の少年としての声は内山さんが担当し、前世の記憶がまるまる残っているオトナとしてのモノローグを杉田さんが演じています。模範的でいい子である少年のルーデウスに対して、知恵あるオトナとしての処世術(悪巧み)を行う悪いルーデウスのときを、独特の語り口を持って見事に演じています。

その結果、無垢な少年と内面に潜む悪魔の声のギャップのおもしろさが味わえる作品となっています。

「八男って、それはないでしょう!」では騎士爵バウマイスター家の長男であるクルトを演じています。ただ長男に生まれただけにも関わらず自分を特別視しており、弟たちを見下す無能で粗暴な男の役ですが、その言動が実に憎らしく、この悪役を見事に演じています。

そんな杉田智和さんですが、ご結婚の話は人気声優だけにネット上でさまざまに噂されております。ですがご本人の公式発表がないことから、あくまで噂だと判断できます。

一時期、人気声優であり「魔法科高校の劣等生」ではメインヒロインである司波深雪を演じる早見沙織さんとの関係が噂されましたが、これはラジオ番組で共演したときに早見さんに対して、大好きなんだ、との発言があったからだようです。

ですが、どうもこの告白は恋愛相手、結婚相手としての早見さんではなく、声優である早見沙織が好きだと言う一ファンとしての言葉だったのが真相のようです。

まとめ

ここでは「魔法科高校の劣等生」の桐原武明の身長や体重の基本スペックや能力、壬生紗耶香との関係、声優情報について解説しました。

  • 高周波ブレードとは?
    高周波ブレードとは殺傷性ランクBの振動系近接戦闘用魔法。
  • モノローグの帝王。すばらしき脳内話術。
    桐原武明の声を演じる杉田智和さんは「涼宮ハルヒの憂鬱」のキョンや「無職転生」のルーデウスなどのモノローグを得意とする天才。
  • 桐原武明とは不器用な男である。だがそれが魅力でもある。
    毎日見舞いに行くマメさ……。不器用だけど、そんな優しさに惚れる女もいるものです。

拙文を最後までお読みくださり、誠にありがとうございました。