この記事では九重八雲の強さや能力、達也の敵になるエピソード、声を担当する声優さんの情報について解説していきます。
あえて達也の敵になった理由、声優さんの情報も交えて紹介していきたいと思いますので見逃さない様にしっかり読み進めてください。
九重八雲は最悪の敵だった?! 達也を妨害した理由を考察
#魔法科高校の優等生 4話
九重八雲めっちゃ好きなキャラ。
劣等生ではそんなムーブの匂いを感じなかったけど、矛盾のない範囲で色々やってくれていて見ていて満足です💫もしかして次回服部君のコンビネーション魔法見られる?楽しみ(笑)#mahouka pic.twitter.com/Jzk6HFci63
— うなせらの草庵 (@anilinx_sub) July 24, 2021
引用:https://twitter.com/
「魔法科高校の劣等生」はとても長い物語であることから、かなり大勢の登場人物が存在します。
その中でも初期に登場する人物はその後の物語の行方、主人公の司波達也の行動を左右する重要な存在であることが多いです。
その中のひとりが「九重八雲(ここのえ やくも)」です。
八雲は立場は九重寺の住職です。ですがただの僧侶ではありません。
由緒正しい「忍び」、「忍術使い」として対人格闘術の達也の師匠、そして十師族たちや海外スパイ組織以上の情報収集力を持つ者として話中に強烈な存在感を示します。
また常に飄々としている言動から真意を読めない不気味さがあり、敵なのか味方なのか判断できないやっかいな人物でもあります。
九重八雲(ここのえ やくも)はその存在そのものが「ジョーカー」である。
達也の格闘術の師匠であり、ときおり重要な情報をこっそり教えてくれたり、今後の行動のためのヒントを与えてくれていたのが八雲です。
そしてその八雲のストーリーでの立ち位置を例えるのであれば、いくつかのトランプゲームでは勝負を決める最強の切り札となり、またいくつかのトランプゲームでは所持していたくない不吉な札として存在を示す「ジョーカー」だと思われます。
八雲は誰もが認める強力な古式魔法と近接戦闘の実力者であり、さらに恐ろしいほどの情報収集力を持っていることで味方であれば心強く、敵に回れば恐ろしい存在となります。
「魔法科高校の劣等生」の「追跡編」にて、パラサイトになってしまった九島光宣(くどう みのる)と光宣が攫った桜井水波(さくらい みなみ)を追う達也は光宣たちが横須賀の米海軍基地に向かったことを察知し、彼らが米軍と合流してしまうまでの残された時間はほとんどないことに気づきます。
そこで陸路からではなく、飛行魔法で一気に向かおうとした達也の前に立ち塞がったのが幻術を使って飛行を妨害する八雲でした。
残り時間の短さから焦りがある達也が、八雲のこの行動を厳しく問いますが、八雲はやはり「飄々」とした返答を行い達也の邪魔を宣言しました。
戦いは達也の辛勝でした。
八雲の幻術の前に、愛用している拳銃形態CAD「トライデント」を使えず、ナイフで戦うことになりましたが、なんとか負けを認めさせることができました。
達也としては遠距離からの魔法で八雲になにもさせずに倒すのがベストなのですが、変幻自在な幻術で八雲の実体を認識できないために、あえて相手も得意である近接戦に引きずり込まれてしまったのです。
達也の過去の戦いから見て、勝ち方はいずれも「トライデント」を使用しての「術式解散(グラム・ディスパージョン)」や「雲散霧消(ミスト・ディスバージョン)」などですが、絶えず幻術で正体を掴ませない八雲にはそれらの勝利の方程式が使わせてもらえないことで、達也にとっては大苦戦となりました。
まさに最悪の敵だったと言わざるを得ません。
そして他人に深く関わらない「世捨て人」の八雲がなぜこのような行動に出たかですが、もちろんそれにはきちんと理由がありました。
八雲にこの件を依頼したのは「元老院」と呼ばれる日本を裏から支配する謎に包まれた一大勢力で八雲曰く「この国で二番目くらいに権力を持っている」とのことで、東道青波(とうどう あおば)が属する組織でした。
そして依頼内容は「妖魔をこの国からさっさと追い出せ」でした。
つまりは光宣を米軍に押しつけてこの国から遠ざけさせることが狙いだったのです。
八雲ほどの実力者でもその組織の意向には逆らえず達也への妨害を引き受けたとのことですが、八雲も依頼内容が達也の殺害ではなく時間稼ぎならば良いだろうと判断したのだと考えられます。
九重八雲の強さはどれくらい?能力や魔法についても解説
魔法科高校の劣等生より
九重八雲 (忍) cv 置鮎良太郎
京都寺町三条のホームズより
円生 (忍) cv 遊佐浩二 pic.twitter.com/LpX2zush5q
— スナフキン@HURTLOCKER (@kotaro_19661207) October 31, 2019
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無敵の司波達也が全力で戦える希少な怪僧。
主人公の司波達也は物語の中でさまざまな相手と戦い続けています。
その中には外国の軍隊、マフィアなどの規模の大きな組織も多いですが、どうしても避けて通れない必要があって、すでに互いに見知っている相手と戦う機会も多々あります。
最初は魔法科第一高校の生徒会副会長である服部刑部少丞範蔵、九校戦での一条将輝、「来訪者編」でのアンジェリーナ・クドウ・シールズ、十師族当主の十文字克人などです。
ですがそのほとんどが互いの立場上、対決やむなしと思われる相手でした。
魔法科高校の生徒たち、十師族である十文字克人、戦略級魔法師のひとりであるリーナを破っており、更に七草真由美、渡辺摩利がその場にいたことで自重し見た目は戦っていませんが、大亜連合の工作員である呂剛虎の突進を魔法であっさりと止めています。
その余裕ぶりからみて達也は呂剛虎よりもおそらく実力があり、その呂剛虎と互角だった千葉修次より強いと見るべきだと思われます。
まさに深雪が言った「お兄様は誰にも負けません」の言葉通りの強さを見せつけています。
そんな無敵の司波達也ですが、灯台もと暗しの言葉のように思わぬ身内、仲間内に最強の敵は残っていました。
それが「忍び」である怪僧で達也の師匠である九重八雲です。
その達也と八雲ですが「追跡編」で激突します。
互いに相手を倒す必要が無いない二人ですが、達也は桜井水波を取り戻すため、八雲は達也の目的を邪魔をするためであり利害が一致しなかったためでした。
達也はもともと格闘術の素質があった上に、八雲に直々に仕込まれた体術をマスターしていることで接近戦にそうとう自信を持っていますし、負けたことはありません。
ですが、その体術の師である八雲との近接戦では確実に勝てると断言できません。
そのため達也は八雲に対しては、アウトレンジからの拳銃形態CADによる「トライデント」での魔法攻撃で仕留めたかったに違いありません。
ですが達也が得意とする「術式解散(グラム・ディスパージョン)」や「雲散霧消(ミスト・ディスバージョン)」は、相手を確実に認識しないと命中させることができません。
しかし、忍術使いである八雲が体術と同等に得意とするのは幻術であり、室町時代の高名な幻術師である果心居士の再来と呼ばれているほどの術士で、その呼び声通りに絶え間なく繰り出される幻術や幻影で翻弄し、居場所を掴ませないため達也は「トライデント」での攻撃を諦めてナイフでの近接戦闘に切り替えるはめにあったのでした。
かつて八雲は魔法科のカウンセラーで弟子である小野遥(おの はるか)に達也への対策として「彼の目をごまかしたかったら、気配を消すんじゃなく、気配を偽らなきゃ(九校戦 アニメ8話)」と述べています。
まさにその台詞を実践した幻術の攻撃で達也に近接戦闘への作戦変更を仕向けたカタチとなります。
そしてそれまでのことを司波達也にさせたのは、九重八雲ただひとりだと思われます。
八雲が達也に敗れた原因は達也に痛みは通じないことでした。
当たってもいない攻撃を受けたかのように肉体に錯覚させる幻術「欺身暗気」を駆使して一気呵成に達也を倒そうと試みた八雲ですが、最終的には達也には通用しませんでした。
達也は肉体を修復する魔法「再成」で致命傷の激痛を何百と経験していることから、幻術の激痛を無視することで八雲を捉え降参させることができました。
ですが長時間の戦いを強いられてしまった達也は、光宣と水波がすでに日本から出国してしまったことを知りました。
達也の真の勝利条件は水波を取り戻すこと。それに対して八雲の勝利条件は水波を攫った光宣が二人で出国してしまうまでの時間稼ぎをすることでした。
それを達也は理解しているので「――師匠、決着がつきました」「いえ、俺の負けです。――水波は日本をはなれました」との発言になったのです。
八雲は戦いの負けを認めましたが、これらのことを踏まえると、この勝負自体はやはり八雲の作戦勝ちだと思えます。
そしてこれは推論ですが、八雲も達也相手に魔法をも使った全力の戦いをしてみたかったのだと思います。
ですが、要はこの場に足止めさせて、達也が光宣たちに追いつけなくすればいいだけの話だったので、戦闘自体は達也の辛勝でしたが、八雲もただ達也を足止めさせればいいだけなので命を奪うまではするつもりはなかったと思います。
どちらかが死ぬまでの決闘など、さらさらするつもりはなかったと考えられます。
なので袂を分かって殺し合う必要になったときは達也が連勝できるとは断言できません。
ただし達也には肉体修復の「再成魔法」があることから、八雲はその対策ができないとまた達也が勝利する可能性があります。
九重八雲の声優 置鮎龍太郎の魅力や代表作品を紹介!結婚相手や子供についても調査
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— 置鮎龍太郎 『ゆるとーく』次回7月14(水)22時30分~ (@chikichikiko) July 12, 2021
引用:https://twitter.com/
九重八雲の飄々としたキャラクターに見事にマッチした飄々な声で担当しているのは置鮎龍太郎(おきあゆ りょうたろう)さんです。
「りゅうたろう」さんではなく、「りょうたろう」さんと読むそうです。
置鮎さんは1990年から声優を仕事にしているので、驚くことにもう30年以上も活躍している声優さんとなります。
後輩が毎年ぞくぞくとデビューする声優業界で30年以上もの実績があるのは、それだけ置鮎さんの能力が高いことがわかります。
- トリコ:トリコ/主役。美食屋四天王の一人で大男
- 地獄先生ぬ~べ~:鵺野鳴介(ぬえの めいすけ)/主役。童守小学校5年3組の担任教師
- 青の祓魔師: イゴール・ネイガウス/上一級祓魔師の祓魔塾講師
- 異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術:エミール・ビュシェルベルジェール/女性の味方をモットーとする剣士
- 回復術士のやり直し:トリスト・オルガン/ジオラル王国の三英傑のひとりで「魔眼」の騎士
あまりにも圧倒的な出演作品の数なので、本当に一部を抜粋しました。
どれもこれも個性的で、ああ、あの役の、と思い出される方も多いと思います。
そんな置鮎龍太郎さんですが、プライベート面ですが、声優の前田愛さんと結婚しております。
正しくは再婚ですね。これは公表されているので間違いないです。そしてお子さんはいないようです。
まとめ
ここまで魔法科高校の劣等生のキャラクター九重八雲の強さや能力、達也の敵になった理由、声優さんの情報について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
最後にここまでの内容をまとめておきます。
・九重八雲が達也の敵になった理由
元老院から「妖魔をこの国から追い出せ」という依頼を受けていた。そのため、光宣を米軍に押しつけてこの国から遠ざける必要があり、やむを得ず達也の妨害をするため敵になった。
九重八雲は「世捨て人」として、あらゆる物事のすべてに積極的に関わることをせず常に「飄々」とした態度をとっています。
ですが、強力な古式魔法と近接戦闘の実力者であり、さらに恐ろしいほどの情報収集力を持っていることで味方であれば心強く、敵に回れば恐ろしい存在となります。
つまり八雲はトランプに例えるとあるゲームでは勝負を決める最強の切り札となり、また別のゲームでは所持していたくない不吉な札として存在を示す「ジョーカー」です。
そのことから接し方に気をつける必要があります。良薬にも毒薬にもなる怪僧、それが九重八雲と言う人物です。
・九重八雲の強さや能力
幻術を巧みに操る凄腕の魔法師で達也が全力で戦いを挑める数少ない強敵です。
達也は遠方からの拳銃形態CADによる「トライデント」での魔法攻撃が主な戦い方です。
そして近接戦闘でも強力な格闘術を使えることで、ほぼ無敵な存在となっています。
ですが、達也の魔法攻撃である「術式解散(グラム・ディスパージョン)」や「雲散霧消(ミスト・ディスバージョン)」は、相手を確実に捉える必要がありますが、達也は遮蔽物の向こうでも正しく認識できる能力を持っています。
ところが相手が八雲となると話は別になります。八雲は幻術を巧みに操る凄腕の魔法師だからです。
八雲は気配を偽り、絶え間なく繰り出される幻術で達也に「術式解散」「雲散霧消」を使わせません。
そのため達也は近接戦闘に切り替えますが、やはり幻術で攪乱させて的を絞らせませんし、そもそも体術
の師匠は八雲なのですから……。
結果的には達也が辛勝しますが、八雲にはもともと達也を倒す必要はなく、ただ時間稼ぎさえできれば良かったため、もしかしたら達也に勝ちを譲ったのかもしれません。
・九重八雲の声優の置鮎龍太郎さんはキャリア30年以上の大ベテラン
「魔法科高校の劣等生」では怪僧「九重八雲」を演じているのが声優の置鮎龍太郎さんです。
デビューは1990年ですから、キャリア30年以上の大ベテランで前世紀から活躍されております。
どれもこれも個性的で、ああ、あの役の、と思い出される方も多いと思います。
そんな置鮎龍太郎さんですが、ご結婚されています。お相手は声優の前田愛さんです。
そして公式発表はないことから、お子さんはいないようです。
拙文を最後までお読みくださり、誠にありがとうございました。