この記事では映画『沈黙のパレード』と『容疑者Xの献身」に登場した石神について伏線があるのかどうかについて考察しています。
沈黙のパレードのプロモーション映像には福山雅治さん演じる湯川学の意味深な台詞が含まれています。この台詞については以前からのガリレオファンや初見の人にとっても疑問に感じる部分だと思います。
湯川学の台詞と石神の関連性について考察していきますので、しっかりと最後まで読み進めてくださいね。
沈黙のパレードと石神の事件の関連性は?
残念ながら、映画『沈黙のパレード』と石神の事件についての伏線は明らかにされていません。ですが、何らかの関連性があるのではと私は考えています。
ここからは、あくまでも個人的な考察になりますので、その点を踏まえた上で読み進めて頂ければと思います。
沈黙のパレードのPVで湯川学が「僕だってあの時と同じ様な事を繰り返したくはない」と言っているシーンがあります。
ここで湯川が言っている”あの時”とはいつの事を指しているのでしょうか?
ガリレオ映画シリーズ第一弾『容疑者Xの献身』は衝撃の結末で幕を閉じましたが「本当にこれで良かったのか?」と感じた方も少なくないはずです。
石神VS湯川、天才対天才の頭脳戦は見応えがありましたが、同時に「事件の真実を解き明かす事が本当に正しい事なのかどうか?」という命題を視聴者に対して突きつけました。
『沈黙のパレード』でもこの命題はメインテーマとなっていて、湯川が過去の苦い経験からこの台詞を口にしたと考えられます。
私は”あの時”が石神の事件を指している可能性は充分にあると考えています。ただし、映画公開の直前に放送された新作ドラマ「禁断の魔術」の事件について指しているとも受け取る事ができます。
ただし、どちらの事件も今回の『沈黙のパレード』のストーリとは直接関係はありません。
現時点では湯川の”あの時”の台詞については視聴者の解釈に委ねられているというのが結論です。
『容疑者Xの献身』の石神と湯川の台詞にも注目
『容疑者Xの献身』で堤真一が演じる天才数学者、石上哲也。湯川学とは大学の同期という役柄でした。
石上は自分の大切なものを守るために複数のプランを用意していましたが、湯川に真実を見抜かれてしまいます。
石神が湯川を誘った雪山の登山時には、こんな台詞を言っていました。
「あの問題を解いても誰も幸せにならないんだよ。もう忘れてくれ。」
さらに湯川も柴咲コウ演じる内海に対して次のような台詞を言っています。
「僕がこの事件の真相を暴いたところで誰も幸せにはならない」
詳細についてはネタバレになるので控えますが、映画『沈黙のパレード』でも同様の命題が提示されています。
真相を暴く事で友人である草薙を追い詰めてしまう結果になる事、被害者を守ろうとする町の住民との想いの間で苦悩する湯川学の姿が描かれています。
まとめ
ここまで映画『沈黙のパレード』と石神の事件の関連性について考察してきました。
現時点では公式サイトでも関連性は明らかにされていませんが、映画『沈黙のパレード』を見に行く前に『容疑者Xの献身』を見ておくと、それぞれの登場人物の心情が理解しやすくなるのは間違いないと思います。
これからもガリレオシリーズの新作が楽しめるように応援していきたいですね。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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